Tuesday, August 10, 2010

If you feel like shooting yourself, don't. Come to the library for help instead.

"If you feel like shooting yourself, don't. Come to the library for help instead." (「もし自殺したいと思っているなら、やめなさい。そのかわりに図書館へいらっしゃい。」) というキャプションのついた、頭にピストルを自分で突きつけている男性のポスターについて、著名な方々がいろいろあちこちで触れられている。にもかかわらず、出典が明記されているものはほとんどない。

2008年、私は鶴見大学の司書講習に通っていた。そのとき「図書館概論」で、担当の原田智子先生が、元浦安市立中央図書館長 常世田良氏の講演(を書き起こしたもの)を引用して、図書館はそこまでやるんだというある種の凄さを教えてくれた。
その授業の中で、先生も件のポスターについて、原著を見たことはないとおっしゃっていた(当時)。じゃあいっちょ試してみるかと、アメリカの図書館の話ということだったので、原著を見つけてやろうと思い立った。

まずはGoogle検索で当たりを付け、それらしいタイトルをピックアップする。書名と著者名とをOPACに入力して、目的の本の所蔵を調べる。閉架だったので出庫してもらいめくってみると、BINGO! まさに頭にピストルを突きつけている男性のイラストが見つかった。該当ページと奥付とをコピーして原田先生に見せてみたら、どうやって見つけたのか、また当該ページをコピーしたいと言われた。たぶんその時の自分はドヤ顔だったことだろう。:-)

2008年当時と比べて、2010年の検索の世界は格段に進歩している。元のフレーズ
"IF YOU FEEL LIKE SHOOTING YOURSELF DON'T. COME TO THE LIBRARY FOR HELP INSTEAD. We have guides, aids, bibliographies, and librarians to help you with your library research problems."

にまでたどり着くことさえできれば、Google Booksで簡単にページ数まで検索できてしまう。これも2010年風味かな。

せっかくなので明記しておくと、書名は Library instruction for librarians (Library science text series) 、著者名は Anne F. Roberts である。