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Sunday, October 19, 2008

タネ明かし(3) - プロテスタント

9/26/2008 のエントリ、「司書講習の結果が待ち遠しい」で並べたキーワードのタネ明かし、「呉田軽穂」の次は「プロテスタント」です。

といっても、Yuming がプロテスタントだということをいうわけではありません。むしろ逆で、環境的にはカトリックの影響を受けてきたと思うべきでしょう。Yuming が立教女学院に通っていたというのはマニアの間では周知の事実ですが、立教女学院はカトリック系のミッション・スクールだと聞いています。Yuming がよく歌わされていた(聞いていた?)というグレゴリアン・チャントもカトリックがらみですし、文化的な環境としてはカトリックの影響下にあったのだろうと思います。

キーワードとして「プロテスタント」を持ってきたのは、その次のキーワードである「原理主義」につなげたかったという理由で、 ひねって逆の言葉を持ってきたのです。そうそう、プロテスタントが原理主義だというつもりはなく、むしろカトリックな人たちの方がどちらかというと保守的で、いわゆるキリスト教原理主義に分類されるグループもいるのですが。

これは次のタネ明かしポストに書きたかったのですが、 「原理主義」を持ち出すときにはどうしても触れておかないといけないので、このポストで書きます: 本来の「原理主義」は、宗教上の原点・原典に返るという立場を意味すると理解しています。しかしながら、現代のマスメディア報道で使われる「原理主義」というのは多分に政治的な意味合いの強い言葉になっています(例: イスラム教原理主義派)。つまり、宗教学を離れて、政治学・社会学の用語として使われることが非常に多くなりました。私が特に注釈なしで「原理主義」というのも、後者の用法として使っています。

話をキーワードのつながりに戻すと、呉田軽穂→[松任谷由実]→[立教女学院]→[カトリック]→[対立概念]→プロテスタント ということになります。

ふぅ、今回はしちめんどくさい話が長かったですね。

Thursday, October 9, 2008

タネ明かし(2) - 呉田軽穂

9/26/2008 のエントリ、「司書講習の結果が待ち遠しい」で並べたキーワードのタネ明かし、今回はパンプキン→呉田軽穂です。

1979〜1980年に、松任谷由実 (Yuming) が「マジカルパンプキン」というコンサートツアーを行いました。Yuming は日本の音楽シーンをリードしてきたシンガーソングライターであるとともに、単独の作曲家として他人に曲を提供しています。そのときに使うことがあるペンネームが「呉田軽穂」です。

Yuming 本人による唯一無二の自叙伝である『ルージュの伝言』(角川文庫)によれば、呉田軽穂(くれた かるほ)というのは、映画女優のグレタ・ガルボにちなんでつけた名前なのだそうです。いま手元に本がないので、正確に引用することができないのが残念ですが……。

呉田軽穂名義での最も有名な曲は、松田聖子に提供した「赤いスイートピー」でしょう。といっても、リアルタイムで聞いたことがあるという人は、この blog を読む人の中でももう少なくなっているのかもしれません。

話をキーワードのつながりに戻すと、[季節の風物詩]→パンプキン→[マジカルパンプキンツアー]→[松任谷由実]→呉田軽穂 ということになります。いかがでしたか?