Sunday, September 14, 2008

レファレンスサービス演習

さて、先週の金曜日(9/12/2008)からレファレンスサービス演習をやってます。Webを使えば簡単に調べ物のとっかかりが見つかるというのに、まあ演習なので、5問は冊子体のレファレンスブックのみで調査・回答することを求められています。課題ではレファレンスブックだけで答えることを求められているので、一般図書の記述で答えるのも、原則NGです(どうしても必要な場合は先生に相談した上で認められます)。

まあ、GoogleとWikipediaとに体が慣れきった自分からすると、手足を縛られたみたいで、とてもやりにくい気がします。富岡八幡宮(東京)の通称だなんて、一瞬で見つけられるんですけどね。

でも今やっているのはあくまでも演習なので、冊子体のレファレンスブックで裏付けを取る、それも複数の情報源を使用するというところが大事だと釘を刺されています。最初のころの演習問題で、瞬間的にひらめいたキーワードでまずググって、そこから調査のとっかかりをつけたのはないしょです。:-)

そうそう、自分の頭の中にある知識だけで答えてしまうことも禁止事項です。信頼できる複数の情報源で、必ず裏付けを取ることが必要とされています。

で、冊子体のレファレンスブックを使うことを義務づけられていると何が困るかって、かぶるんですよ。求める本が。たとえば、旧東京市のある地名についての演習問題が出たとき、自分を含めてみんな地名辞典を使いたがるわけですよ。地名辞典って大著なものは都道府県別の分冊になっているんだけど、
  • 日本橋(東京都中央区)と日本橋(大阪市中央区・浪速区)
  • 深川(東京都江東区; 旧東京市深川区)
についての質問がそれぞれ別の人に同時に出た場合、AさんもBさんも、さる地名辞典の「東京都編」が見たいわけですよね。で、Aさんが先に目的のレファレンスブックを持って行ってしまうと、Bさんはそのレファレンスブックが戻ってくるまで見ることができない、と。

オンラインデータベースの利用にも同時アクセス数の制限がありますが、図書の場合、(複本がなければ)一度に1アクセスというのは、かなりきつい制限だと感じました。


んで、キーワードに一ひねり加えて効率的に検索を行っている身としては、〜
とか書こうとしていたのだけれど、それはまたいつか。